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性的な意味でふざけた田舎の人々

幼年時代 私事

☆まだ田舎に住んでいたころのこと。あるとき、私は居間で上半身裸だった。母に着替えさせられていたようだ。そこにはなぜか父もいた。彼はにやにやした顔で私の左の乳首をつんつんつまみ、「これ何ァに。これ何ァに。」とせかすような口調で言った。母はにやにやした顔で「えっちだねえ、って(言いなさい)。」といつになく楽しげに言った。まだ幼かった私はだまってうつむくしかなかったが、両親はとにかくにやにやしていた。コドモに羞恥心がないと思ってやったことなら愚かにもほどがあるし、羞恥心があるとわかってのことなら悪趣味としか言いようがない。弱者に屈辱を与えては喜ぶ彼らの習慣も理解しがたい。こうして両親への信頼感や敬意といったものは日々少しずつ、しかし確実に蒸発していったのだった。

☆朝食時、母に「今日、するか。するか。」といやらしい笑顔で執拗に訊く父と、固い表情で無言をつらぬく母。ほとんど毎朝のことであった。コドモにはオトナの話は理解できないと思いこんでいた両親の失敗である。あの父のいやらしく楽しげな様子、それとは対照的な母の固い表情がすべてを物語っていた。

保育所に行けば行ったで、ひとつ年下の美少女が、お昼休みの大騒ぎのおゆうぎ室でごく自然に性器を露出し、私に向って「あなたのは、どんなのー? 見せてー。」と言う。私はびっくりして固まってしまった。幸い誰も見ていなかったようだが、不幸なことに私は見てしまった。

☆私の故郷は美しく、コドモ時代は非常にトリッピーで、あの感覚をまた味わってみたいと思う。が、上記のようなことまで再び体験せねばならぬのなら二度とコドモには戻りたくない。あんなことは金輪際御免こうむる。

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